写真教室オフレコ番組生放送-第5回-
ゆるく楽しく本格派な番組
7月の写真教室も無事に全日程が終了いたしました!最終日の午後、オフレコ番組の放送をしてきましたよ。その内容をご紹介いたしますね♪ライカくん(?)が落ちたり今回もバタバタからスタート。

(c)halmina.jp2016
8時間の授業で理解度は何%?わかるまで何度も来てください
7月の写真教室も終わっちゃいましたね〜。一ヶ月って本当にあっという間!8月は個別レッスンのお申し込みはたくさんいただいておりますが、教室はお休み。一ヶ月も一緒に頑張ってきた仲間なのでね、終わってしまうとちょっぴり寂しいですね…。
2時間×4回=合計8時間で生徒さんはどこまで理解できたかな〜???当教室のすごいところは、一度教室の料金をお支払いいただけましたら、何度でも教室に遊びに来てもいいよ〜♡ということろ!今は教室が広いので、人数がまだまだ入るからさ♪ わかるまで来てくださいね!
適正露出とは… 18%グレーはわかったかな?
適正露出のことを毎回お話してきましたが、わかったかなー???カメラはなんでもかんでも18%グレーにしてしまうということを覚えておいてくださいね!
初心者からレベルが上がってくると、「一発では撮れない」ということに、だんだん気づいてきます。「カメラはなんでも撮れる」と思っている方がいますが、それが初級から抜けきれない一つの目安。初級を抜け出すと、次に気づくことは、「カメラはなんでも撮れない」ということ。そこにきてはじめて機材の話になってくるんですよ〜。
まずは適正露出を出すということが大事!と授業中も何度も何度もお伝えしました。いい機材を持っているかどうかじゃないんです。「ちゃんと」撮るというのが一つのテーマですね。機材に走んない方がいいです…。今持っているカメラを使い倒す!
まずやらなきゃいけないことは、「ここの環境下でこの露出差をどうするか?」を考えること。カメラやレンズが悪いから撮れないという考え方じゃないよ〜ということ。自分の「技術」で撮る!シャッターを切る前に「ここでは撮れない」ということに気づくことが大事。「ここはシチュエーション的に難しい…」ってことがわかるかどうか?
初心者と中級者の違い 写真を完成させる手段とゴールを決めておく
カメラをはじめたばかりの方は、「ここで撮影は難しいな…」という場所でず〜っと撮って悩んで悩んでしまいます。なぜなら、撮り辛いシチュエーションであるという事実に気づいていないから。それは勉強すれば解決するんです!撮れないシチュエーションでは、プロでも同じものしか撮れないですよ…。
カメラだけで完成させるのではなく、デジタルカメラだからこそ、デジタル処理までやって一枚完成って考えよう!加工は悪ではありません。加工なしで一発で写真として仕上げたいという方も、もちろんいらっしゃいますが、そのタイプの方は機材を導入すれば理想の写真を撮影できます。結局そうなると機材が必要って話になってきちゃいますよね。機材持っていなければ「撮れない」「撮らない」となってしまう(だから僕はあまり好きではないんです)。
写真をどこまで仕上げるか?という完成形が頭の中にあるかどうか?で決まります。デジタルでもフィルムでも作業は同じ。むしろphotoshopになって楽になりました。youtebeなどで「暗室での作業」というのを一度見てみたらいいと思います。レタッチという手直しはフィルム時代からみんなやっていたことなんです。「表現する」というのはシャッター一回だけではない・・・という柔軟な頭を持って欲しいですね。
何を重要視するか?
子供写真の場合、どんなに背景に気をつけても綺麗な観光地で撮影しても、子供の表情がイマイチだったら…。色や明るさは後から修正できたとしても、その時の表情までは修正できませんよね? 「今日は◯◯を撮る!」と、シンプルに一つ一つ丁寧に練習していくのがいいです。加工は「直す」というより、そこまでが自分の狙い通りの写真に仕上げるための一つのプロセスです。
質問コーナー
Yさんより「夜景撮影のポイントを教えてください!」
皆さんは、夜景撮影は何のモードがいいと思いますか?私たちのおすすめは「夜景モード」。自分のカメラのシーンセレクトを一度見てみてくださいね!私のカメラには夜景だけでも数種類ありました。
・夜景を綺麗に撮る
・夜景をクールに撮る
・夜景を暖かく撮る
・夜景をアーティスティックに撮る
・夜景を手持ちで撮る
・夜景をバックに人物を撮る

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「三脚必要ですか?」「三脚の選びかたは?」
ないよりはあった方がいいです。夜景モードでも撮れない時はあります。シャッタースピードが遅くなったりするからね!まずは、手持ちで撮ってみて、まだ全体的に暗かったら、シャッタースピード遅くしてみよう。そうすると手持ちがきついから置いて撮ってみたり…。荷物になってもいいなら、三脚持って行ったらいいと思いますよ!フレーミングしやすいし。あるに越したことはないです。
■三脚選びのポイント
・安定しているか?足が細いと産まれたての小鹿みたいになっちゃうからね(笑)プルプル…
・カメラとレンズの重さに対する耐性は?三脚の自重を重くすれば、頭が重くて倒れるということは無くなる
・高さは?柵よりは高い方がいいよね
・縮むか?持ち運びしやすいのが一番よ!
・雲台の扱いやすさは?安いと扱いづらい
オススメはゴリラポットですよ〜。一眼レフ用のがありますので!柵にもぐるぐる巻けるし。
夜景を撮る曜日と時間帯
夜景のポイントは絶対平日の夕方。土日はダメですよ〜。ビル(会社)の電気が付いてないから。真っ暗になる前のトワイライトタイムがいいよ!
カメラは18%グレーにしようとするから、あまりにも街中が明るすぎると暗くなっちゃう。これも露出の基礎中の基礎だよ!18%グレーにするために暗くなっちゃうから、露出補正で少し明るくしてあげる。
Aモードで露出プラス2くらいでいいんじゃないかな?その代わりシャッタースピードが3秒とかになっちゃうから、三脚とかがあると撮りやすいかもね♪
写真が上手くなりたければ…
日常全て練習なんです!毎回本番という方がいますが、それっていつが練習なの???自分の子供には「練習しなさい!勉強しなさい!」と言いますよね?大人は、頭ではできると思い込んでしまう傾向にあります…。ゲームではないからね、1万枚で1レベルアップとかはではないけど(笑)やっぱり撮った枚数にうまさは比例すると思いますよ!
頭の中に完成図があるか?
完成図があるから、撮ってみたら「あら?予想と違った」となり、だから何枚も撮ります。
同じ設定・同じ場所からしか撮ってないから、かわりばえしなくて、「撮れない撮れない」と悩んでいらっしゃる方が多いです…。絞りを変える、アングルを変える、画角を変える、露出を変える、、、まずは撮ってみる!それをやった上で、ぜひ聞きに来てくださいね!
撮れないものを追い続けると苦しい、一人でやってると、良いのか悪いのかわからないから、しんどいですよね…。だからこそ、プロに見てもらうのが大事。FBやインスタで素人のいいねをもらうのは、ヤル気はでるかもしれないけど、技術として上達するか…?何人かの「本物のプロ」に見てもらうといいよ!
写真は正解がないから難しい
写真に正解を求めることは、ゴールがないマラソンと同じ。だからこそ正解ではなく、目標を決める。例えば、子供を撮りたい!だったら、「表情を捉える!」など一つずつ目標を作っていく。
レンズをたくさん持っている人ほど、どのレンズで撮ればいいか迷ってしまうみたいです。レンズの特性をちゃんと勉強していればいけど、それをやらずに、とりあえず撮ってみていいのがあれば・・・という運まかせにしちゃってるよね…。
もし、旅行や子供の学校行事など、撮りたいイベント(本番)があるなら、それまでに練習をしておく!カメラとにらめっこするためにそのイベントに行っているわけではないと思うから…。
大事なことは何度も言うけど、露出差がありすぎると撮れないということに気づいているか?知っているか?勉強しているか?カメラは撮れないものがあるということを知っている、ということが大事なんだよ。
(動画サービスは2017年8月末まで)