札幌カメラ女子のための写真教室
こんにちは。札幌カメラ女子のための写真教室を運営しております、写真作家のminaです。2016年6月クラスの第二回目のレッスンを振り返ります☆(第一回目の様子の記事はこちら)
第二回目の内容は…
■露出について知ろう!
- 二週目Lesson 2 : 明るさや色彩のコントロール
・適正露出について「ちゃんとしっかり」知ろう。
・明るさの変化と写真表現の関連性「適正露出の上を行く、上質な明るさを出せますか?」
・色彩の違いと補正の仕方「正しい色味を出せますか?」
・良い写真と悪い写真?「正直、写真の見方って知ってますか?」

©halmina.jp2016 札幌カメラ女子写真教室
6月は毎週木曜日に午前と午後の2クラスで開催しています。同じ内容なのですが、全く違う授業のよう!それは、生徒さんの数だけ個性があり写真があるから☆みなさん撮りたい被写体や好きな雰囲気がそれぞれ違うので、レッスン自体にもそれぞれの色が出ます。
同じことを繰り返すだけなら誰でもできますが、生徒さんの個性や希望に合わせて授業の展開が変わるのは、まるでジェットコースターに乗っているようですよ(生徒さんは気づいていないと思いますが)!ライカ先生にしかできない世界でたった一つの授業だな〜って思います。アシスタントとして1日通して見ている私は、ワクワクして・ビックリして・感動して、アトラクションに乗っているような、みなさんの様子を、一歩後ろから眺めておりますよ♪
写真は暗くでも撮影できる シャッタースピードが遅くなるだけ
第二回目だけではなく、この写真教室で、生徒さんに一番伝えたいことは「適正露出」です。生徒さんは何度も何度も言われているので、もう耳にタコ状態でしょうか???意図して明るくしたい場合でも、意図して暗めにしたい場合でも「適正露出」がわかっていないと…ね♪
写真というのは、いかに柔らかい光を作るか?いかに光を回すか?が勝負なんです。光を生かすためにはなくす方法も知らないと、生きてこない…。写真は光と影の芸術なので。(←って、これも何度も聞いているので生徒さんはもうだいぶインプットされてるかな?)
素人さんは、とにかく光を当てよう当てようとします。「暗いと写真は撮れない」と思っていらっしゃるからですね?写真って暗くても写せるんですよ♪(シャッタースピードが遅くなるだけです) 車に乗って、アクセルを踏むのは誰でもできます。でも大事なのはブレーキ。止まる方法をちゃんと知っているから走ることができる、ということです。
「光がないと撮れない」と思っている方が多いので、窓の前でなるべく明るいように…と直射日光を当てようとしたりしてしまいます。そうではなくて、いかに「曇り(日陰)を作るか?」という考えが大事なのですよ!
写真は暗くでも撮影できます。シャッタースピードが遅くなるので、手持ちできるかどうか?というだけなんです。手持ちでブレはじめたら、ヒジをついて撮影したり、三脚を使えばブレずに撮影できますよ!

©halmina.jp2016 札幌カメラ女子写真教室
写真の主題を決めよう
明るさに関しては、カメラの設定の中では「露出」という部分になります。適正露出とか、プラスにするマイナスにするって、聞いたことありますか?一眼レフやミラーレス、もちろんスマホにもプラスとマイナスで明るさを明るくしたり暗くしたりできるので、いろいろいじってみてくださいね!授業の中では「プラスとかマイナスがいいか?というのは論点ではありませんよ!」というお話をさせていただきました。大事なことは、「何を主題にしたいの?」ということです。
もし、今お手元にご自身が撮影した写真があれば、ちょっと見返してみてください。スマホの中のカメラロールでもいいですよ!そのお写真、主題は何でしょうか?

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習ったことを全部やろうとするとなかなか難しいので、まずは一つ一つクリアしていきましょう♪光を見るのはもちろん大事なのですが、でも一番は「まずはあなたは何を表現したかったのか?」を意識しながら撮影するといいと思います。言われたことをこなそうと一生懸命になりすぎてしまうと、本来何を撮影したかったのかわからない写真になりがちなので…。
この記事を読んでくださっている、写真をもっと勉強したいな〜と思っている方は、周りに写真を教えてもらえる方がいたら、ぜひ主題を意識して撮影した写真を見せてアドバイスをもらってくださいね!
写真には正解がないので、あくまでも「こんな写真もいいんじゃない?こんな写真が好みだな。…わたしはね!」という人それぞれの考えや感じ方なので、その意見を参考に、ぜひ自分の作風というものを見つけていただきたいなと思います。
第三回へ続く。

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