カメラのピント合わせのコツと構図の練習方法
GWだというのに、寒い!寒い!(笑)さすが札幌!お天気はよかったのですが、極寒の中レッスンをがんばってくれたO様。「桜の風景を背景にランドセル姿の子どもの写真を撮影する」というシーンの練習でした。小学校入学おめでとうございます!パパも協力してくださいましたよ。桜は…満開までもうちょっとかな!
実はO様の個別レッスンは2回目。ちょうど1年前くらいに「子どもの幼稚園の運動会をうまく撮りたい!」ということで、カメラの使い方から、運動会で望遠レンズを使うポイントなどをお伝えさせていただきました。「前回のレッスンで運動会写真がとてもよく撮れました。ママ友にも褒められて写真をプレゼントしたんです♡」とのこと。うわ〜!嬉しいな〜♪
今回は
・背景を意識した構図
・どこから撮るか(自分が動くか)
・望遠レンズと広角レンズでの撮影ポイント
・ファミリーフォト(パパと子ども)で自然な姿を撮る
・順光か逆光か
などなどをお勉強。

©halmina.jp2016 札幌カメラ女子写真教室
背景を意識した構図とカメラのピント合わせのコツ
せっかく素敵なロケーションでの撮影ですから、背景を活かす写真作りを目指しましょう。その際のピントの合わせ方。基本的にカメラは絞り優先モードで撮影するのがいいと思います。その時AFモードはシングルAFで。AFモードとは、ピントの合わせ方を決める設定のことです。
今回は、シングルAFに設定していただきました(機種によってAF-S、ONE SHOTなど呼び方が違います)。AF枠はド真ん中「任意の一点」にします。被写体を中心で捉え、シャッター半押しで「ピピッ」とオートでピントがあいます。半押し中はピントが固定されていますので、ちょこっとカメラを動かして構図を変え、シャッターを全押しして撮影!
この時の注意は、みなさん被写体を捉えることに集中しすぎて背景を見ていないのですよね…。しっかり四隅まで見て、何が写っているか確認しながら撮影しましょう。
どこから撮るか(自分が動くか)
当然ですが、子どもは動きます。ママはずっと同じ場所から一歩も動かず撮影しがちなのですが(笑)「ちょっと!こっち移動して!」「もっと右〜」「カメラ目線で〜」などなど言い過ぎるのは、よくありません。そればかりになってしまうと、子どもは「またか…」と思って写真嫌いになっちゃいます。
ママもね、一生懸命なのはとってもとってもわかるけど、眉間のシワ!気をつけて。笑顔でね♡撮影者がリラックスしていると、撮られている人も安心します。
どこから撮れば一番いい背景の中で子どもを入れて撮影できるか考えて、自分が動くといいですよ♪

©halmina.jp2016 札幌カメラ女子写真教室
望遠レンズと広角レンズでの撮影ポイント
O様にやっていただいたのは、練習として動かない被写体にピントを合わせ(今回は桜の木の幹に合わせました)、焦点距離とボケの関係を理解していただきました。
・広角レンズの一番広角側にして、絞り開放(F値一番小さい)から一つずつF値を大きくして一枚ずつ撮る
・広角レンズの一番望遠側にして、以下同様
・望遠レンズの一番広角側にして、以下同様
・望遠レンズの一番望遠側にして、以下同様
・望遠レンズで今度はちょっと離れた被写体(奥の木)にピントを合わせてから、以下同様
焦点距離(レンズに書いてあるmmの数字)とF値の関係で背景がどのように変わるのか見ていただきました。カメラの液晶画面だとちょっと分かりづらいので…。で き れ ば!あとから、自宅でパソコンに表示して確認するといいと思います。
ファミリーフォト(パパと子ども)で自然な姿を撮る
自分がカメラマンだと、ママと子どものツーショット写真がなかなかないのが残念なのですが^^; 今日はパパも一緒に参加してくださったので、パパとおこちゃまに普段通り遊んでいただきました。高い高いもリクエストしました。パパ筋トレ頑張って(笑)
高い高いのポイントは、下から広角レンズで撮影すると面白い写真が撮れますよ!遠くから望遠で背景ボケボケな写真もチャレンジ!チャレンジ!

©halmina.jp 札幌カメラ女子写真教室
順光か逆光か
どっちがいい?という正解はありません。どっちも撮ってみるといいと思います。光線を使い分けると印象をコントロールすることができますよ!ポイントは被写体にどう光が当たっているか考えながら撮影すること。
順光は写真としてはハッキリくっきり写りますが、被写体である「人」にとっては眩しいので、目が細くなっちゃうんですよね…。逆光の場合は、ホワっとした印象になりますが、今回の「桜を背景に」というテーマの中での撮影では、桜の綺麗な色がうまく出ない時もあるので、ケースバイケースで!

©halmina.jp2016 札幌カメラ女子写真教室