写真上達のために…
会員さん限定のイベントを毎月札幌で開催しております。雪深い冬はあたたかい室内で「みんなで写真見ようの会」です!プロジェクターを使用しながら、日々の練習の成果を見せていただきました。当スクールの講師陣からの講評を、他の方のお写真を見ながら聞くことも、とても勉強になりますよ♪
Exif(イグジフ)情報を見ると、失敗の原因が全て丸わかり
写真のExif(Exchangeable Image File Format)情報とは、デジタルカメラで撮影した写真のデータのことです。いつどんなカメラで何のレンズをつけて、絞りやシャッタースピードやISOがどのくらいか、など撮影した際の情報を見ることができます。
macの場合、プレビューで写真を表示し「ツール」メニューの「インスペクタ」、「詳細インスペクタ」で「Exif」タブをクリックすると表示されます。
被写界深度と回折現象
今回の参加者さんのお写真を拝見していて、共通だったことは「なんかモヤっとしているのはどうして〜!?」という謎でした。「絞るとくっきり写る気がする…」と風景などをF10くらいで撮影されていらっしゃる方がいました。
F値を変えるということは、被写界深度が変わるということ☆F値が小さいと(開放)ピントが合う範囲が狭く、「被写界深度が浅い」と言います。逆にF値が大きくなればなるほど、ピントが合う範囲が広くなり、「被写界深度が深い」と言います。
遠くの風景を撮影したり、10メートルくらい離れた被写体を撮影しようとする際、絞りを絞って撮影している方がいました。絞り優先モードで撮影しているとその分シャッタースピードが遅くなるので、手ブレしたり、ISOがググンと上がって画像が荒れたり…さらに回折現象が起こるために、なーんかボヤっとした写真になってしまうことがあります。
F値はどれくらいがいいのか?というと、そのレンズの開放から2段絞ったあたりが解像力が高いです。ご自身のレンズの「解放から2段絞ったところ」をこちらの記事も見ながら確認してみてくださいね♪
絞りと玉ボケ
…とはいえ、ケースバイケースです。玉ボケは絞り開放で撮影しましょう!なぜなら、絞ってしまうと、絞り羽根の形が出てしまい、まん丸ではなくカクカクした玉ボケになり、ちょっとうるさい感じに…。また、フルサイズのCCDカメラに安いレンズをつけるのも「アラ」がよく見えてしまいますからちょっと注意が必要です〜。
本日の写真教室イベントの復習
今日お話に出てきた内容を箇条書きにしますので、参加された方は復習してみてくださいね♪
- ヒストグラムの見方
- ホワイトバランス(自然光と蛍光灯のMIX光の場合)
- マクロレンズの等倍とは
- 30mmマクロや180mmマクロ、マクロレンズといっても被写体によって適切なレンズ使う
- 上手くなるためにはシャッターを切るだけではなく、問題をチェックしてもらう
- 絞るとピントは深くなるが回折現象も起こっている
- 自分のカメラの限界を知っておく(NDフィルターの使い方)
- 光源を入れるとゴースト入っちゃう
- メガネレンズクリーナーはだめ コーティングが溶けちゃう
- ニコン ナノクリスタルコート 透過性
- 透過性ありすぎるレンズはエアリーフォトにはどうなのか…
- 三脚を使用する場合は、手ぶれ補正機能をオフにする
- アンシャープマスクの意味
- カメラの機材だけでは限界があるからフォトショップやアプリで作品を仕上げるつもりで。または撮りっぱなしで記録写真を残すのか?
- 玉ボケとコマ収差 ひきで撮影して後から真ん中トリミング
- 二重ほけ、フリンジ(色にじみ)
などなど^^思い出して復習してみてくださいね♪
(動画サービスは2017年8月末まで)